地本問屋の会合にて
ドラマ前半。地本問屋の会合にて、茶問屋「亀屋」の若旦那を使って丸屋を買い取ろうとした吉原側の企みについて話し合いがもたれます。
「どこまで汚い手をつかいやがるな!」と憤る松村屋。
対して鶴屋は
「相手は忘八です。吉原にも、蔦屋重三郎にも策を選ぶなどという考えはありませんよ」
と集まった面々に伝えます。
その一方で、市内での蔦屋の評判のよさについて話し出した一堂。日本橋に来るのも悪くないのでは、という意見に対し、再び鶴屋は
「安永七年冬には吉原者は見附のうちの家屋敷を買ってはならぬ、市中の方も売ってはならぬとのお達しが出ております」
と告げ、注意を促します。