松平定信・徳川家斉

■松平定信(まつだいらさだのぶ)

田沼意次失脚後、“寛政の改革”を行う老中首座。財政難と風紀の乱れに直面する幕府の再建を託され、十一代将軍・徳川家斉の下で老中首座に就任。田沼意次の華やかな商業重視政策とは対照的に、倹約の徹底、農村復興、風紀の粛正、朱子学の奨励など「寛政の改革」を断行。町人文化にも厳しく、洒落本や黄表紙の出版統制を強化。蔦重の出版活動にも大きな影響を及ぼす。

松平定信/井上祐貴(写真提供:NHK)

【井上祐貴さんコメント】

松平定信は、やはり”対田沼”というイメージを持っていたのですが、台本を読んでよりそのイメージが確固たるものになりました。決して派手ではなく、どちらかというと地味なかみしもの扮装も相まって、芯の通った武骨な印象を受けています。早口ながらも相手をうかがい、試しながら江戸幕府の財政を立て直していく定信を楽しみながら演じさせて頂いています。

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■徳川家斉(とくがわいえなり)

第十一代の若き徳川の将軍、幕政の立て直しに挑む。一橋治済の嫡男として生まれ、豊千代から家斉へ。 15歳で第十一代将軍に就任。 およそ50年にわたる長期政権を築き、歴代将軍の中で最長の在位年数を持つ。 老中・松平定信とともに、財政再建や風紀の改善に取り組むが、 時代の変化や内外の事情を背景に、次第に政務への姿勢に変化が現れていく。

徳川家斉/城桧吏(写真提供:NHK)

【城桧吏さんコメント】

徳川家斉を演じさせていただきます城桧吏です。徳川家斉は歴代の大河ドラマで一度も登場していない人物とのことなので、とても緊張しております。家斉は父や身近な人の話をなんでも素直に受け入れてしまうようなとても純粋なキャラクターとのことで、そんな家斉を錚々たるキャスト・スタッフの皆さんとどのように作り上げていけるのか、これからの撮影がとても楽しみです。全力で演じさせていただきたいと思います!