スラリと伸びた手足を活かし、花組トップスターとして活躍を続けてきた柚香光さん。2024年5月に宝塚歌劇団を退団後、憧れの舞台への出演が決定。今の思いを聞きました(構成:大内弓子 撮影:木村直軌)
ルーティーンで体も心もスッキリ
出演が発表されたときには、宝塚時代の仲間から祝福の連絡をたくさんもらいました。普段から、同期はもちろん、上級生、下級生と学年を問わず連絡を取り合っています。お互いに観た舞台の感想を報告したり、「元気?」と近況を尋ね合ったり、他愛のない話が多いですね。
3月5日の私の誕生日には、現役の下級生の子たちがビデオメッセージを送ってくれて、すごく嬉しかった。宝塚時代に出会った人たちは、やはりとても大事な存在だなと改めて感じました。
宝塚歌劇団を卒業し、東京での暮らしが始まって約1年。まだ家のインテリアを揃えられていないのです。ただ、こういうのも出合いですから、急いで揃えようとは思っていません。好きな木製の家具を探しに、インテリアショップ巡りもしたいなと思っています。
最近、ルーティーンができました。部屋にはいつも新鮮な空気を入れておきたいので、激しい雨降りでない限り、朝起きたら暑くても寒くても必ず窓を開けて換気をする。朝とお風呂上がりと寝る前にお水を飲む。そんなシンプルなことだけど、自分の中の雑念や念が払え、なんだかスッキリするのです。
それから、大豆製品と発酵食品をよく摂るようになりました。豆腐、味噌、納豆、キムチといったものを食べていると、体の調子がいいような気がしています。