「おととしのコメなら」

飯をかきこむ歌麿や耕書堂の従業員たち。

「おっかさんに食わせる飯は一膳もないっていうのかい!」と強い口調で話す蔦重の実母・つよ(高岡早紀さん)。

その下に流れるは<天明の米騒動>の文字。

「おととしのコメなら」との台詞の後、「わしはもう終わりじゃ!」と怒鳴りながら、江戸城の廊下を進む意次。

キセルを手にしながら意次の嫡男・意知の方を向き直し、「身請けの話は?」と厳しい表情でたずねる花魁・誰袖。

複雑な表情の大文字屋市兵衛(二代目)が「花魁」と話しかける。