むしろ…誇らしい?
はたから見れば古くても私からすれば愛着のあるザック。ザックに申し訳ないという気持ちもあって、簡単に買い替えるのはためらわれる。
ハードな登山後は、広げて風を通し、内側を拭き、時には洗う。
だが、「洗いすぎると防水が落ちるらしいよ」という説も聞いたことがあるので、ゴシゴシと強く洗うのもためらわれてしまい、その結果、モワッと香る歴史の結晶となってしまった。
そろそろ新しいザックを買おうかな、と思いつつも、ザックを見ていると思い出が蘇ってくる。
岩場のアップダウン、雨の中の行軍、泥ルート。
そのすべてを一緒に乗り越えてきたザック。臭って当然、むしろ…誇らしい?