【総力戦研究所の研究員たち】
●樺島茂雄(かばしましげお)役/仲野太賀
宇治田と同じ民間出身で、同盟通信社政治部記者。 模擬内閣では「内閣書記官長兼情報局総裁」を担当。 はじめは宇治田の消極的態度を批判的に見るが、次第に彼の苦悩を理解し、戦友のような絆を感じていく。
●村井和正(むらいかずまさ)役/岩田剛典

海軍少佐。海軍大学校を首席で卒業。模擬内閣では 「海軍大臣」を担当。アメリカとの国力の差を前に、日本が誇る「無敵の連合艦隊」も燃料の不足から長期戦に耐えられないと冷静に判断。「勝てない」と意を決して訴える。
●高城源一(たかしろげんいち)役 /中村蒼

陸軍少佐。模擬内閣では「陸軍大臣」を担当する。欧米列強に支配されるアジアで、いずれ植民地にされる前に日本は先に動くべきだと開戦を強硬に主張。だが宇治田の分析に驚がくし、現実を見定め始める。
●峯岸草一(みねぎしそういち)役/三浦貴大

企画院物価局事務官。模擬内閣では「企画院総裁」。“金で世界は動く”が持論。日本が南方の石油を武力 で確保しても、工業力に勝るアメリカと敵対し窮地に陥ると説く。軍ににらまれる危険を覚悟で発言する。