【宮中】

●昭和天皇(しょうわてんのう)役/松田龍平

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日米開戦当時、40歳。日中戦争が泥沼化するなか、 欧米列強も敵にまわす主戦論を憂慮し和平交渉による戦争回避を求めた。だが「南方資源獲得で日本有利」との東條新内閣の説得で最終的に開戦を容認する。

●木戸幸一(きどこういち)役/奥田瑛二

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天皇最側近の内大臣として首相指名に影響力を持つ。近衛内閣が総辞職して皇族が首相候補になったとき、「万一最悪の事態になれば皇室が国民の恨みを買う」と反対して、代わりに東條英機を首相に推挙した。

【総力戦研究所・幹部】

●板倉大道(いたくらだいどう)役 /國村隼

陸軍少将。総力戦研究所の所長。若きエリートたちの頭脳をアメリカとの戦況予測に使うべく研究を開始させる。だが、軍上層部の思惑とは異なる研究結果が出始めると、自由な議論の“最大の壁”となっていく。

●瀬古明(せこあきら)役/佐藤隆太

陸軍中佐。機密情報を駆使し戦況や内外情勢の近未来を予測する特殊研究を考案。上官の板倉や東條に忠誠を示し、模擬内閣に厳しく接する一方、懸命に国の未来を探る若者たちを、誰よりも深く理解して見守る。