印象が悪い人の口癖とは?

否定から入ってしまう人には、わかりやすい口癖があることに気づいておいたほうがいいと思います。

それが、「でも」 です。

相手から何か話がやってきたとき、「でも」から返事を始めていないかどうか。

本人に言わせると、「いやいや、否定なんかしていないよ」というケースも少なくないのですが、「でも」から始まっていると、それは否定と受け止められるということを知っておいたほうがいい。

付き合いが長く続いて親しくなってからならいざ知らず、まだそれほど時間が経っていないときの「でも」は、相手からの印象をかなり悪くする、と思っていたほうがいいでしょう。

自分自身のことを考えてみてください。

「僕はこれが好き」「私はこう思う」ということに対して、あからさまに「でもさー」と否定されて、気持ちがいいでしょうか。

家族でも同じだと思っています。

親から言われたこと、子どもから言われたことに対して、「でも」から入っていないか。

それは、知らずしらずのうちに相手を認めず、もしかしたら相手を不快にさせ、傷つけているかもしれない、と理解しておく必要があります。

「でも」というのは、ほんのちょっとした言葉です。この、ほんのちょっとが大きく印象の差を作るのだと思います。「でも」と言いそうになったら、飲み込むことです。

まずは、話をちゃんと受け止める。肯定してあげる。そういう考えもあるよね、と認めてあげる。

そこから会話がスタートしたら、相手もとても心地よいと思うのです。