「続けるからには、僕にしかできないことをやりたい。誰かのコピーになるのは嫌なんです。生意気ですかね?」(撮影:小林ばく)
2025年8月8日放送の『A-Studio+』に清水尋也さんが登場。10代からの仲間や家族へのインタビューから、清水さんのルーツと人間性に迫ります。そこで、清水さんが、演技への思いを語った『婦人公論』2020年4月28日号掲載の記事を再配信します。

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映画『渇き。』ではいじめられっ子役、『ソロモンの偽証』では不良役を演じた清水尋也さん。20歳とは思えないほどの存在感を見せる。恋愛観も独特なようで──(撮影=小林ばく 取材・文=婦人公論編集部)

僕にしかできないことをやりたい

今まで演じてきた役が、いじめられる学生だとか、はたまたとんでもないヤンキーだとか変わったものばかり(笑)。今回出演した映画『甘いお酒でうがい』(近日公開)は普通の男性役で嬉しいです。

映画では、松雪泰子さん演じる主人公の二回り年下の恋人役。僕自身、付き合う人の年齢にこだわりません。むしろ大事なのは、笑いのツボですね。お笑いを見るのが好きなんです。センスが同じ人と話すとそれだけで楽しいし、イジるとうまく切り返してくれる人はいいなと思います。

この仕事を始めたのは、小学校5年生の時、兄(俳優の清水尚弥さん)のマネージャーに声をかけられて。最初は断ったんですけど、なかば無理やりレッスンに連れていかれました(笑)。今は感謝していますよ。

続けるからには、僕にしかできないことをやりたい。誰かのコピーになるのは嫌なんです。生意気ですかね? でも、人間どんなに誠実に生きていても嫌われることはある。だから、他人を気にせず、好きなことを突きつめていきたいですね。

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