<前回のあらすじ>
津坂瑞帆は、郷田肇から思いもよらない事実を告げられる。「貴方の運命を弄んでいる人物が居る。それも、すごく身近に」。
理解が追い付かず驚く瑞帆だったが、郷田は忠告を続ける。「その人物が倉島隆の失踪と、倉島直美(酒井若菜さん)の死に関わっている可能性がある」という衝撃の言葉に、瑞帆は「信じられる訳がない」と反論し、恐怖で後退りながらその場を去る。
一方、麻土香(小西桜子さん)は、慎也から送られてきていた瑞帆と慎也が映る笑顔の写真を加工して、自分の顔を嵌めていた。その写真を見ながら「恋愛禁止って言ったのに。泥棒」とつぶやく。麻土香は慎也に幼少期から恋心を抱いていたのだった。
ある日の休日、自宅で夫の津坂慎也と娘の美玖(大谷日南実さん)と穏やかな時間を過ごしていると、突然、呼び鈴が鳴る。インターフォンを見るとスーツ姿の男女。
震える手で通話を押すと、児童相談所の職員だという。理由もわからぬまま話を聞くと、瑞帆が美玖を虐待しているという通報があり、事情聴取に来たのだった。落ち込む瑞帆を励ます慎也。
そんな中、慎也から相談を受けた幼馴染みの麻土香は、虐待の事実がないことを証明する約束をするが、慎也の母・圭子(宮田早苗さん)が事態を聞きつけ、訪ねてきて――。