NipponBoyz(リョウタさん、ヒデキさん、ルークさん)
NipponBoyzのヒデキ、ルーク、リョウタ(左から)
「タイに来たらいいと思う」と片言の日本語で謎のイケメンが誘いかけるショート動画がきっかけで、TikTokやXでブレイクを果たしたユニット「NipponBoyz」。婦人公論jpでもこれまで、日本にルーツを持つ彼ら3人のうち、移住して、タイを活動拠点にしているリョウタさんにインタビューをしてきました。(記事はこちら)
そんな彼らが今度は「日本から世界へ」を目標に、配信プラットフォーム発の新ドラマ『東京迷探偵Boyz』に出演すると聞き、インタビューを行いました。初めての3人そろってのドラマ出演、新たなプラットフォームでの挑戦…新しいものづくしの魅力に迫ります。(構成:野辺五月、インタビュー全2回の前編)

初めての挑戦「3人揃っての主演」

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【NipponBoyz】とは……
「タイに来たらいいと思う」とタイへの観光に導く謎のイケメン3人組。メンバーはリョウタ、ヒデキ、ルークで構成される。彼らは、それぞれモデルや俳優、司会などマルチに活躍するインフルエンサーであり、それぞれが日本にルーツを持つ。まるでデートに誘うかのように呼びかけておいて、「渋滞が大変」だったり「飲み物が甘かったり」というちょっと困った「タイあるある」をコミカルに伝えるショート動画はテンポの良さと不思議な魅力で、大バズリした。結果、今年は日本でのファンミーティングにも成功し、活躍の場を元々いたタイから、日本を含め、世界へと広げようとしている。

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3人が今回主演を務めるのは推し活エンタメプラットフォーム「MOVE ! TOKYO」の『東京迷探偵Boyz』。脚本はコメディの名手、池田テツヒロ氏、監督は堤幸彦氏の下でキャリアを積んだ藤原知之氏という、実力派のスタッフ陣が集結しました。日本だけでなく、タイ、アメリカ、韓国で10月中旬より配信される世界規模のプロジェクトです。

――早速ですが、『東京迷探偵Boyz』というドラマはどんな内容の作品なのですか?また、それぞれどんな役柄を演じられたのか、教えて下さい。

ルーク「僕たち3人は小学校の頃一緒に探偵ごっこをして育った幼馴染という設定です。その中で、クリスという役を演じました。彼は、実は推理力はあまりないけれど、自信だけで押し切っている――。自分が一番賢くてクールだと思っているキャラクターです」

ヒデキ「僕はカズキ役を演じました。小学校卒業後、父親の転勤でタイに引っ越して、ある日突然変なメールを受け取って日本に戻ってきます。そこで20年ぶりに同級生と再会することから物語が始まります。
カズキはクリスに似て結構自信家で、タイと日本のカルチャーが混ざっているキャラクターです。NipponBoyzとしてのヒデキのキャラクターも少し入っていましたね」

NipponBoyz ヒデキさん
カズキ役を演じたNipponBoyzのヒデキ

リョウタ「僕が演じたショウタは、日本にずっと住んでいる日本人です。僕自身はタイ語ができますが、役の上では全く話せない設定です。性格は、同じく推理がすきな3人組の1人なんですが、本人としてはめちゃくちゃ賢いと思っているのに、実際は頭がよくなくて1人だけわかっていない、という役です。
セリフの言い方やテンションとかが実際に僕自身にすごく近かったので、やりやすかったです」