NipponBoyz リョウタさん
リョウタさん提供
謎のイケメンが片言の日本語で「タイに来たらいいと思う」と誘うショート動画がTikTokやXなどSNSを中心に話題になっています。
旅行者の困惑「あるあるネタ」も込みで、タイのリアルな魅力を伝えてくれる動画の制作者はNipponBoyz。メンバーの、リョウタ(日本)、ルーク(日・米)、ヒデキ(日・タイ)は日本にルーツを持ち、タイを拠点に独自のスタイルで活躍するタレント兼インフルエンサーです。
多国籍の観点で楽しませてくれる彼らの中で、唯一日本生まれ・日本育ちのリョウタ(逢見亮太)さんに話を伺ってみました。(構成:野辺五月、インタビュー全3回)

遊びながら動画を撮影して

――NipponBoyzの結成について教えて下さい。

僕はちょっと珍しい経緯でタイに渡り、ひょんなことから『Oh My Boss』(2021年)というドラマに出演することになって、そこでNipponBoyzのメンバー、ルークと出会いました。

ルークは俳優とモデルをしていて、5年程2人で遊んだり動画を撮ったりしていたのですが、ある日、ルークの紹介で日本人とタイ人のハーフのヒデキが加わります。ヒデキはアイスホッケーの元タイ代表選手で現在タレントとしても活躍しています。

NipponBoyzリョウタさん提供

僕はルークとは英語と片言のタイ語で交流していましたが、ヒデキは日本語・英語が第一言語で、タイ語も喋れるので、一気に距離が縮みました。

――3人ともルーツは日本でも、第一言語はばらばらなんですね。遊びながら動画を撮っていたという話ですが、公開したきっかけは?

韓国人2人組のカレンとジョンというYouTuberが、拙いタイ語をいっぱい喋りながらタイ国内を旅行するチャンネルが流行っていたんです。僕たちも旅行の動画を撮ろうと軽い気持ちで始めたのがNipponBoyzのYouTubeです。

最初は旅を撮っていたのですが、僕にショート動画のノウハウがあったので、徐々にそちらも作って……やがてルークを中心に片言でタイを紹介する「タイに来たらいいと思う」が出来ました。