「タイでやっていける」

――ドラマの出演はどういう経緯ですか?

プロデューサーからの直接オファーです。彼は親日家で、僕が『ザフェイスメンタイランド』で知名度を上げたことで、インスタグラムで見つけてくれて……直接DMで出演依頼をくれました。

――「このままタイで活動していこう」と思ったのはいつですか?

オーディション番組で知名度は上がったんですけど、最初はまだ自分の力でどこまでお金が稼げるか分からず手探りでした。でも、コロナの少し前からTikTokを始めて、少しずつお仕事の案件を貰えるようになったんです。

正直なところ、最初の1,2ヵ月は、タイではそこまで日本の芸能界について知られていない部分もあって、あまり目立てなくて……残る場合にどうしていこうか迷う部分もあったんです。それでも「このままタイでやっていけるな」と思ったのは、案件のオファーが増えたタイミングですね。

――案件とは?

具体的には、お菓子の販促などです。例えば、僕がいつも作っている動画の中で、僕が「ストレスがたまったときはこのお菓子を食べるといいよ」みたいに(販促の文句を)入れたりしました。全般的に日本人はとても信頼をされているので、「リョウタにこの商品を宣伝してもらえれば、信頼感をプラス出来る」という理由でオファーが来ました。

――日本人というアイコンが「信頼」になってるんですね。

「メイドインジャパンは良い」みたいな感覚がありますね。