『心学早染草』に激怒

鶴屋の話から、政演が『心学早染草』という本を刊行していたことを知った蔦重。

その本は、善魂(善玉)と悪魂(悪玉)を登場させることで、定信が推し進める「倹約、正直、勤勉」という教えを分かりやすく説いたものでした。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

蔦重や戯作者たちが苦しめられている定信の改革を、より広めようとした内容に蔦重は怒り心頭。

吉原の扇屋にいる政演のもとに押し掛けると「お前…こんなふんどし担いで何考えてんだよ!おい!」と政演に迫ります。