政演の頭を力強く叩いた蔦重
逃げる政演を追い詰めた蔦重。
政演から面白くなかったか、と尋ねられた蔦重は「面白かったよ…お前、こんな面白くされちゃみんな真似して、どんどんふんどし(定信)担いじまうじゃねえかよ!」と伝えつつ、こんな本を出していたら、死んだ春町から屁をひられると激怒します。
対して「お…面白けりゃいいんじゃねえですかね?」とこたえた政演。
「面白くなきゃ、どのみち黄表紙は先細りになっちまうよ!」「それこそ、春町先生に嵐みてえな屁ひられるってもんじゃねえですかね!」と伝えると、怒りが頂点に達した蔦重は、手に持った本で政演の頭を力強く叩きます。
続けて政演へ「戯け者はふんどしに抗ってかねえと、一つも戯けられねえ世になっちまうんだよ!」と伝えた蔦重。
対して政演が「俺、もう書かねえっす…。蔦重さんとこでは一切書かねえっす!」と蔦重との決別を告げたところで、ドラマは幕を下ろすのでした。