お前は鬼の子なんだ!

しかしそれでも認めようとはせず、きよの手を吸おうとする歌麿。

やむなく蔦重は強引に遺体から引きはがすと、使用人に部屋から運び出すように命じます。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

「おい!おきよはまだ生きてるんだよ!おきよはまだそこにいんだよ!」と抵抗する歌麿でしたが、遺体が運び出された後の畳には黒い染みが…。

号泣しながらその染みにしがみつく歌麿に対し、「お前は鬼の子なんだ! 生き残って命描くんだ! それが俺たちの天命なんだよ」と懸命になだめる蔦重。

しかし蔦重に抱きしめられた歌麿は感情を爆発させたまま、その背中をひたすらに殴り続けるのでした。