
地震の惨禍に見舞われてきた「地震大国」日本。特に甚大な被害が予想される「南海トラフ巨大地震」は、今後30年以内に高い確率での発生が予測されていることが知られています。24年8月には宮崎県日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生したことから、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を発表。列島に緊張が走りました。そこで今回、綿密な取材を基にもとにマンガ化した『南海トラフ巨大地震』から一部を紹介します。未曽有の災禍を前に何が起きるのか? 私達はどうすれば生き延びることができるのか? これは、「そのとき」が来る前に知っておかなければならない「現実」。
このまま何事もなく進めば…
津波火災で炎上し、煙が充満する建物の中、ようやく脱出できそうな窓までたどり着いた西藤、ジイさん、許斐、朝霞の4人。
元自衛隊隊員の朝霞から「ゼッタイに吸い込んではいけない」と説明を受けていたにもかかわらず、意識が朦朧としたジイさんが煙を吸ってしまう。
そんな中…。


