漫画『南海トラフ巨大地震』
地震の惨禍に見舞われてきた「地震大国」日本。特に甚大な被害が予想される「南海トラフ巨大地震」は、今後30年以内に高い確率での発生が予測されていることが知られています。24年8月には宮崎県日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生したことから、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を発表。列島に緊張が走りました。そこで今回、綿密な取材を基にもとにマンガ化した『南海トラフ巨大地震』から一部を紹介します。未曽有の災禍を前に何が起きるのか? 私達はどうすれば生き延びることができるのか? これは、「そのとき」が来る前に知っておかなければならない「現実」。

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漫画『南海トラフ巨大地震』
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漫画『南海トラフ巨大地震』
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2025年2月11日15時7分、南海トラフ巨大地震が発生。

その場にいた「厄介なジイさん」を助けながらも「静かな津波の」脅威から逃れた西藤命(さいとうめい)。

しかし、避難した先のビルで「津波火災」が発生。

なんとか脱出するものの、老人は死亡したうえに、判断ミスによって居合わせた元・自衛隊隊員朝霞に大火傷を負わせてしまう。

朝霞をその場に残し、崩壊した街中のコンビニエンスストアで「ペットボトル半分の水」を見つけて戻ってきた西藤と許斐だったが…。