ルールをつくる
とはいえ、仮にサイズが合わなくなってしまっても、お気に入りだった洋服は手放し難いもの。そんなときのために、ルールを決めておくと「残す/手放す」の判断がぐっと楽になります。例えば、
・2シーズン(春夏・秋冬など)様子を見てみて、それでも着なかったら手放す
・かなり昔の服は、一度袖を通してみて考える
・「その服が無くってしまったら、もう一度買い直したいと思うか?」と想像してみる
さらに、自分のパーソナルカラーに合うかどうかも良い判断材料になります。診断をしてもらったことがない人は、「顔映りが良いな」と感じる色や、着ていると褒められることが多い服だけを残すと良いでしょう。
また、数のバランスを取るルールを決めておくのも有効です。例えば「新しい服を2着買うなら、不要な服を2着手放す」といった具合です。こうしたルールを取り入れることで、クローゼットに服が増えすぎるのを防ぎ、常に一定の量を保つことができます。
衣替えは、単なる収納の入れ替え作業ではありません。これから先の暮らしをどう快適にしていくかを考えるひとつのきっかけになります。季節ごとに持ち物と向き合い、自分の人生にとって必要なものを必要なだけ残す。この繰り返しが、クローゼットを心地よい空間に整えていくのだと思います。