定量を見極めて、心地よいクローゼットに

クローゼットに限りませんが、収納を考えるときに忘れてはいけないのが、「定量を見極める」という視点です。

さきほど収納グッズのところでも触れましたが、クローゼットの容量に対して不便を感じるようになったら、まずは収納を増やすのではなく、持っている服の量の調整を考えてみましょう。

身体は1つです。収納を増やせば一時的に収まりますが、根本的な解決にはなりません。

整理されたクローゼットには日常生活をスムーズにするメリットもあります。朝の身支度がぐっと楽になり、服を選ぶ時間も短縮でき、時間に余裕が生まれます。似合う服だけが残ることで、自分自身の満足度も上がり、「おしゃれ」が自然に整っていきます。

量を見直して、必要なものだけが気持ちよく収まっている状態になると、クローゼットは驚くほど使いやすくなります。

衣替えのたびに季節ごとの服をぎゅうぎゅうに詰め替えるのではなく、必要なものが一年を通して取り出しやすく並んでいるクローゼットを目指して、無理に一気にではなく、できるところから少しずつ整えてみてくださいね。

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