難聴の経験を生かして
「以前は“聞こえていない自分が悪い”と思い込んでいました。しかし、補聴器を使うようになり“聞こえないです”と自信を持って言えるようになりました。そうすることで、気持ち的にも楽になりました」と、樋田さん。
現在は、高齢者の生活支援事業を営んでいます。利用者から難聴について相談されることも多く、親身になって伝えられることにもやりがいを感じているそう。「自分が難聴であることにいち早く気付き、対処した経験が今の仕事にも生かされています」と話します。
最後に難聴に悩んでいる人に向けて「補聴器をいち早く使ってほしい。フィッターさんに気軽に相談して、自分に合った補聴器を使えば、気持ちはとても楽になります」とエールを送りました。