「日が沈む聖地出雲」の夕日
そうして神籬に移られた神さまがたは、注連縄がずらっと張られた神迎の道を絹垣(絹の布で造られた垣)に囲まれながら、ゆっくりと歩いていく。神職、氏子、そして多くの人々と共に暗い夜道を歩いて、出雲大社に向かうのである。
稲佐の浜は、出雲大社から西に1キロメートルほどの場所にあり、『古事記』の中では建御雷神と天鳥船神が降臨し、国譲りの交渉が行われた場所とされる。現在は神在月に全国から来られる神さまの降り立つ場所としても知られている。
こうして古来、神さまがたが行き交う浜は「日が沈む聖地出雲」として日本遺産の構成文化財の一つとなっていて、多くの人が夕日を拝むために訪れる。
そこで私も浜辺で夕日を拝むことにした。
