日本テレビ系列・日曜ドラマ『ぼくたちん家』

<前回のあらすじ>

「親のフリ、しようと思います」――。心優しきゲイのおじさん波多野玄一は、同じアパートで1人で暮らしている中学3年生の楠ほたる(白鳥玉季さん)に頼まれて、秘密の親子契約を締結。

もともとほたると一緒に暮らしていた母・ともえ(麻生久美子さん)は、会社のお金3000万円を横領した疑いで警察に追われ、現在も逃亡中。母が横領なんてするはずない、何か訳があるに決まってる、だから施設に行かずにここで母の帰りを待ちたい…そんなほたるの気持ちを大事にしてあげたくて、卒業までの半年間だけ父親のフリをすることに決めた玄一。

契約金として、ともえが残していった3000万円を渡してくるほたるに、玄一は「お金はいらないよ」と拒否するものの、「持っとくだけでいいんで」とお願いされて、ひとまず預かっておくことに。

そうとは知らず、2人を本当の親子だと思い込んでいるほたるの担任・作田索は、玄一に誘われ、2人が暮らすアパートの隅で車中泊を始める。

恋人・吉田との同棲を解消したばかりで家がない索。ちゃんとした部屋がほしいけれど、さすがに自分の生徒と同じ屋根の下で暮らすわけにはいかないと、新しい部屋が見つかるまで車の中で寝泊まりすることに。

アパートの大家・井の頭(坂井真紀さん)も交え、奇妙な形でスタートした玄一、索、ほたるの共同生活。久々に心が弾む玄一は、朝、おにぎりを作ってみんなにお裾分け。でも索は「いつも食べないんで、大丈夫です」。ほたるも「親のフリするのは、頼んだ時だけでいいです」……玄一の気持ちは空回り。

そろそろ卒業後の進路を決めなきゃいけないほたる。とりあえず、行ってみたい学校を探すことから始めてみようと、高校のパンフレットとにらめっこ。でも、何をどう選べばいいのやら……。気が付けば、またいつものようにトーヨコに足を運んでしまう。

一方、玄一は、部屋探しをする索に、仲良しの不動産屋・岡部(田中直樹さん)を紹介。頼まれてもいないのに、索におせっかいばかり焼いてしまう玄一。始まってしまった玄一の気持ちは、もう抑えられないところまできてしまっていて……。

そんな中、玄一たちのアパートに、ほたるのロクデナシな父・仁が現れ……!

自分で選ぶのって難しい、でも自分で選んだから大事にできる。親子のフリをする玄一とほたる、それを信じ込んでいる索……。

そんな中、玄一たちのアパートに、ほたるのロクデナシな父・仁が現れ大騒動に!彼にはある目的があった!