マダムの家で手作りを マドレーヌ教室にジョインしよう
フランスといえば、やはりガストロノミー(美食)。見て味わうだけでなく、自分でも実際に作ってみたいと思ったことはありませんか?
パリの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」の1日体験コースも魅力的ですが、もっとカジュアルに楽しみたいなら、「L'atelier des Chefs(アトリエ・デ・シェフ)」という料理教室のプラットフォームがおすすめです。初心者から料理愛好家まで、30分から3時間のコースがあり、料理のジャンルや所要時間に応じて自由に選ぶことができます。
たとえば、30分のクイックレッスンでも「鴨胸肉、4種のスパイスとセロリのムースリーヌ添え」といった本格メニューがあったり、2時間のパティスリーコースではマカロンやタルトなどのスイーツをじっくり習得。子ども向けコースも充実していて、まさに「学ぶガストロノミー」が叶う場所です。
今回わたしが予約したのは、「Airbnb」の体験プラン。地元の人の暮らしに触れながら料理が学べるということで、「おばあちゃんのタルトタタンとマドレーヌの秘密のレシピ」を選びました。翻訳ずみの説明や口コミ、柔軟な日程調整ができる点も安心材料です。
前日にはグループメッセージが届き、同じ時間に参加するメンバーの国籍なども確認できて心の準備もばっちり。当日、パリ中心部のマミーのアパート前で集合し、まずは近くの有名ブーランジェリーへ。ここで、マミーからフランス語でパンの注文の仕方を教わり、まるでパリに暮らしているような気分に。
今回の参加者は、インドからの2人組、アメリカはオハイオ州から来た親子連れ。会話は主に英語でしたが、料理やパリ、ツーリストという共通の話題があると、言葉の壁は思ったより低く感じられました。