映画に出てきそう かつての「シャロンヌ村」へタイム・トリップ

パリ20区にある「Saint-Blaise(サン・ブレーズ地区)」は、もともとは、果樹園とブドウ畑に囲まれた「シャロンヌ村」だった過去を持ち、1860年にパリの一部となったエリアです。

ここを訪れたとき、この場所だけ、手つかずのままで、映画で見た昔の小さな田舎の村にタイムスリップしたような気分になりました。地元のおじいちゃんたちが集まって、座って話しているグレ広場を通り過ぎ、小さなレストランが建ち並ぶ石畳のメインストリート、サン・ブレーズ通りを進むと、いきなり美しい眺めが!

奥に見えるのが美しい鐘楼を持つ「サン・ジェルマン・ド・シャロンヌ教会(Saint-Germain de Charonne)」です。この場所にとても愛着があるんだろうなと感じさせる地元の人たちが立ち話をしていて、その表情が穏やかだったのが印象的。この地区だけまるで魔法にかかったようで、一気に好きになりました。

「Saint-Blaise」rue Saint-Blaise 75020 Paris

この地区を見守るような美しい佇まい(写真提供:松崎桃子さん)

※本稿は、『新しいパリでしたい100のこと~ガイドブックに載っていないパリひとり旅』(大和書房)の一部を再編集したものです。

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新しいパリでしたい100のこと~ガイドブックに載っていないパリひとり旅』(著:松﨑桃子/大和書房)

パリは大人が遊べる街。

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