水栓を光らせるだけで、洗面所は見違える
家の中にはダイヤモンドがいっぱい
千客万来の日。休日を前にして、仕事のお客さまがいっぱい。お客さまがいらっしゃるとなると、一段と掃除に熱が入るものです。
部屋はすでに片づいています。そこからは「掃く」。これはお掃除ロボット、ルンバくんがやってくれます。「拭く」はモップで。それから「磨く」。そう、磨くのはせっせと自分の手でします。トイレを磨き、洗面ボールを磨き、鏡を磨き、やかんを磨き、グラスを磨く。いつもより丹念に。しかも磨き出したら止まりません。
特に、洗面所の水道のカランを光らせると、洗面所全体の印象が変わります。「これでピカピカになる」系の洗剤は使いません。ぼろ布でせっせと磨く。磨けばキレイになります。
それはお客さまをもてなすため? いいえ、キレイな部屋を見てもらうため? それともすごいと褒めてもらいたいから? はい、その答えはどれも「イエス」ではあるけれど、ピカピカに磨いているうちにただただ磨いていることそのものがおもしろくなってくるのです。
誰しも光るものが好きです。光るものに憧れ、光るものに魅入られます。光り、輝き、きらめく……あらら、家の中にはダイヤモンドがいっぱい! それに気づくことが、このいたってシンプルな「磨く」作業の醍醐味かもしれませんね。