草履や下駄を履くメリット

イメージ(写真提供:Photo AC)

草履や下駄を履く時には、鼻緒を足の親指と人差し指でつまむため、筋力アップ(把持力)につながります。さらに鼻緒をつまむ時には、他の足の指にも常に自然に力が入るので、足指全体の力が強化されます。

結果、かかと重心で浮き指の状態から、指重心という本来の正しい重心に戻してくれる働きがあります。 

失われていた親指の力が強くなるので、外反母趾の改善にもつながります(そもそも鼻緒生活をしていたら外反母趾にはなりません)。

また、指で地面を蹴って進むので足裏全体の筋力がつき、土踏まずも復活してきます。

すると地面からの振動を和らげることができるので疲れにくくなる。そして歩行に推進力がつくので、スライドが力強くなり、足腰も強くなるのです。

筋肉は何歳からでも強化できるので、鼻緒生活は、お年寄りでも足腰の強化につながるということが言えるでしょう。