歌麿ならできる
距離が生じていた歌麿と久方ぶりに対峙した蔦重。
その肩に手を乗せ「この世の楽を写す…。歌麿ならできる!」と告げる。
沢山の絵師を前に、歌舞伎役者が舞を見せる。その中心に歌麿が。
「写楽の絵にみんなが解き合ってんじゃねえですか…」との声に続き「目は政美のほうがよかねえか?」と告げる歌麿。
絵を眺める蔦重へ「手前がド~ン」と言いながら身を寄せる葛飾北斎。
歌舞伎の舞台上で柝が鳴らされる中、出来上がった写楽の絵が一斉に披露される。
「これは江戸のほまれとしたい」との声に続き、自分が描かれた絵を見て「なんだい、こりゃ!」と叫ぶ歌舞伎役者・中山富三郎。