これは畑がようないということゆえな

今回のドラマ中盤。

将軍・家斉の子をあやしながら、大奥により女性を入れろと伝えた父・治済。

将軍となって6年の間に生まれた子が4人では「少ない」と伝えます。

続けて「そのうち2人はまともに育たず…これは畑がようないということゆえな」と話すと、家斉は「敏次郎は健やかに育っておりますし、お梅をはじめ3人ほどがみごもっております」と反論します。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

すると赤ん坊を抱きながら家斉の元にグッと身を寄せ、「将軍のつとめとは何か?」と問いただした治済。

「……将軍家の血筋を絶やさぬため健やかな男子を作り、かつ血脈を日の本に広げていくことにございます」とこたえると、治済はにやりと笑います。

「清水の家がそろそろ空きそうじゃ。上様には急ぎお励みいただきたく」と話し、子を増やすようにあらためて伝えつつ、周囲の女性たちには「そなたらも上様のお気に入りとならねばのう」と伝えるのでした。