齊藤十郎兵衛という人物について
蜂須賀家のお抱え能楽師である十郎兵衛は、主役を演じることができない家に生まれた、という設定です。
<生まれ>に縛られる、ということは、この時代のすべての人に共通することでもありますが、実は『べらぼう』の大きなテーマでもあります。その縛りから飛び出した象徴が”蔦重”でした。
十郎兵衛の場合、脇役の家に生まれ、蜂須賀家に抱えられている以上、その道で生きなければいけない。
でもどこかで主役に憧れたり、もっと面白いことをやりたいという欲があった人、という設定の方が魅力的になるんじゃないかって。
ただし、その欲をあからさまには出さない。その意味で健気というか儚げ、やや哀れで悲しい人。
それって実は…治済と真逆なんですよね。
真逆だからこそ生田さんに演じていただいたら面白いのでは、と考えた。生田さんは演技が優れた俳優さんでもありますので、そこに対する信頼感もあって、この一人二役構想が生まれました。
【NHK公式サイトより】
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物〈蔦重〉こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた〈痛快〉エンターテインメントドラマ!
【キャスト】
横浜流星/安田顕/小芝風花/岡山天音/寛一郎/市原隼人/片岡愛之助/高橋克実/里見浩太朗/渡辺謙
【作】
森下佳子
【放送予定】
[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分
[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分
[BSP4K]日曜 午後0時15分/ (再放送)日曜 午後6時00分