2019年4月9日号

[特集] 
〝卒母〟しなきゃダメですか

就職しても、実家を出ても、結婚しても、わが子のことは気になるものです。でも相手ももう大人。そろそろ母親としての任務を手放すときかもしれません。母親業のゴールはどこか、親子の適度な距離感とは─この機会に一緒に考えてみませんか?

●注目記事●

 

ありったけの愛情を 注いだのに、 
「もう心配しないで」と 突き放されて
 
松田美由紀

28歳で最愛の夫・松田優作さんを亡くし、シングルマザーとして二男一女を育ててきた松田美由紀さん。40歳のとき早々に卒母宣言をするも、その裏にはさまざまな葛藤があったそう。そして50代後半を迎え、ショックな出来事に直面したといいます

今回、取材のお話をいただいたのは、まさにナイスタイミングでした。というのも、つい先日、私もようやく卒母したばかりなのです。ですから、「子離れしなきゃ」と感じながら、思うようにできないお母さんたちの気持ちはよくわかります。だって、親っていうのは、いつまでたっても子どものことが心配でしょう。たとえ社会人になっても、結婚して家庭を持ったとしても、新たな問題が出てきますから。何かにつけ、子どもの人生についつい口を出したくなってしまうのが親心。実際に今回、卒母宣言するまでは、私自身がそうでした。

20歳で長男を妊娠したときから20年間、自分自身の青春を封印し、3人の子どもたちを育てることにひたすら専念してきたのです。そして40歳のときに1度目の卒母宣言をしました。当時、長男(俳優の松田龍平さん)はすでに家を出ており、次男(俳優の松田翔太さん)はロンドンの美術学校に留学中。末の娘(ミュージシャンのゆう姫さん)もカナダの公立高校に進学が決まった時期でした。だからこそ、このタイミングで子離れをし、自分の人生を歩き出さなきゃいけない、と。そうしないと、自分の夢や目標を叶える時間がなくなってしまうと思ったのです。(一部抜粋)

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松田美由紀さんの他にも、読者アンケートの読み解きに信田さよ子さん、父と母について語る花田優一さん木根尚登さん渡辺美奈代さんの対談、息子への思いを語る三田佳子さんなどにご登場いただいています!

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話題の三田佳子さんの記事を読めます!→  「チョイ見せ!」

 

[第二特集] 
ゲッターズ飯田の 
この春、幸運を引き寄せる方法

3月が終わると、いよいよ新年度がスタート。そして、平成から次の時代へ移り変わろうとしています。何かと変化の多いこの時期に、いい運気を味方につけて、新たな一歩を踏み出してみませんか?

●注目記事●

 

12タイプ別に開運のコツを指南
「五星三心占い」で、
この先の上昇気流を掴もう

21年以上さまざまな人を占い続けてきたゲッターズ飯田さん。独自に編み出した「五星三心占い」が注目されています。人には5つの欲と3つの性格があり、これらの組み合わせで運の流れを占うものです。元号が変わるこの先を、どう過ごしていけばいいかを聞きました

年度初めの4月には、生活のあらゆる場面で新しいことが始まります。でも、この占いの節目は節分ですので、4月は2019年の運気に本格的に突入する時期に当たります。

今年は十二支最後の亥年で、あらゆるものの区切りの年。このタイミングで元号が変わるのは自然な流れですし、新たな技術や産業の台頭や、世代交代が起こるでしょう。これらは、暮らしをより便利に、豊かにしてくれるという一面があります。時代が変わるわけですから、新しいものを拒むのではなく、むしろ積極的に新たな波に乗っていきましょう。

一方で、歴史や伝統を重んじるという流れもあります。芸術や文化、古いものにも注目が集まるため、それらを学んだり、歴史的な場所を訪れたりするとプラスに。以前から伝統的なものに関心があった人には追い風が吹きます。今まで関心がなかった人がこれから始めても遅くはないので、これを機に、伝統的なものに目を向け、勉強や習い事を始めてはいかがでしょうか。(一部抜粋)

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他には、「口に出すだけでツキが舞い込む12のことば」を解説した記事も!

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[読みもの]

●注目記事●

 

われら九州男児、〝粋〟を語る
高良健吾×吉田修一

吉田修一さんの青春小説『横道世之介』が2013年に映画化された際、主演を務めた高良健吾さん。このたび続編の刊行にあたり再会しました。吉田さんも高良さんも主人公・世之介同様、10代で九州から上京してきたとか。そんなところから、話がはずみます──

吉田 実は『続 横道世之介』を書くことには、不安がありました。前作から10年が過ぎるなかで、世之介がすごく遠くに行ってしまった気がしていて。でも書き始めてみれば、世之介は世之介のままだった。ただ今回は、正直なところ、スクリーンの中の高良くんを完全にイメージして書いていましたね(笑)。素晴らしい映画にしてもらえて、本当に幸せな作品だと思います。

高良 僕も、24歳の時に『横道世之介』に出会えたのは、すごく幸せなことでした。それまでは、自殺する役とか狂気を秘めた青年とか苦しい役が多くて、世之介みたいな、どこかで会ったことがあるような、友達のなかにもいそうな人を演じるということがなかったので。

吉田 重苦しい役の印象があまりに強かったから、「世之介役が高良健吾くん」と聞いた時、あれ? なんかイメージが違うぞ、と僕も思った。だから、撮影の見学に行ってびっくりしたんですよ。学園祭で太陽の被り物をしているシーンを撮っていたんですけど、イメージにぴったり。「あ、世之介だ」と思った。

高良 どうして世之介みたいな人間を描こうとしたんですか。

(一部抜粋)

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他にも、

上方で姉妹漫才40年。
いくつになっても笑ってほしい

海原やすよともこ

平成、時代の目撃者① 
地下鉄サリン、少年A、毒カレー…… 
日本を震撼させた凶悪犯罪史 

青木 理×森 功

新連載小説
歌を友に/レジャーをともに
長嶋有

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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