こんな偶然ってありえるの?

黒田は美月さんが入塾した直後に異動してきたよう。
さらに2月に受験を終えた美月さんが退塾すると、黒田もその翌月に退職していて…

「あの時も、今この瞬間もそもそも仕組まれたものだとしたら?」
優子さんはそう疑わずにはいられませんでした。
※本稿は、『娘が23歳年上の彼氏を連れてきました』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
『娘が23歳年上の彼氏を連れてきました』(著:蟹乃まよ/KADOKAWA)
ある日、白井優子は18歳になる一人娘の美月から「紹介したい人がいる」と相談を受けた。
美月はかつてストーカー被害に遭い、男性恐怖症になった過去があり、彼氏ができたことを知った優子は感慨にふける。
しかし、美月が連れてきたのは41歳の男だった。




