婚約会見でお相手の能條愛未さん(右)を紹介する橋之助さん(撮影:荒木大甫)

結婚が決まるまでは会わない

<婚約会見後、三田さんは、夫の芝翫さんと連名で「これまでも多くの皆さまに温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。2人はこれから、新たな家族を築くとともに、芸の道にも一層精進を重ねてまいります」とコメントを出した>

歌舞伎界といえども、その子の人生があります。私は、子育てが一段落ついてからバウンダリー(境界線)を大事にしようと考えてきました。私が元気なうちは責任を持って見守ってあげたいし、役にも立ちたい。でも、子離れ・親離れした後は、バウンダリーを保ちたい。

そして橋之助に結婚については、お願いしていたことがありました。結婚するという確信が生まれるまで、相手の方を絶対に私に紹介しないでね、と。ガールフレンドの段階で紹介され、情が移ったのに別れたりしたら辛いから。40年近く前、主人も私に「結婚が決まるまで親兄弟には会わせられない」と言いました。主人の実家に行っても、私は車の中で待っていました。

ある時、橋之助から、「ちょうど今、愛未ちゃんが家の前まで来ているんだけど、家に上がってもらってもいい?」と言われたことがありましたが、(愛未ちゃんには)悪いけれどお断りしました。