TOPIC(4):心理的に追い込まれる令和世代、自力で解決しようと諦める平成世代

ネット詐欺を「信用してしまう・気づきづらくなる状況」について調査したところ、世代ごとに異なる「心の隙」が浮き彫りとなりました。令和世代(10代)においては、「誰にも相談できない状況に関する内容だったとき(26.7%)」を挙げる割合が全世代で最も高く、全体平均(16.5%)を10ポイント以上も上回っています。

一方、実際に被害に遭遇した際の意識では、平成世代(20-30代)の22.8%が「相談しない(自分で解決を試みる、もしくは諦める)」と回答。これは全世代で最も高い数値であり、令和世代が「周囲への相談を遮断される状況」に弱いのに対し、平成世代は被害を一人で抱え込みやすい実態が判明しました。

こうした結果の背景には、詐欺師が各世代の心理状況を巧妙に突いている実態があります。

令和世代に対しては、親や先生に知られたくないような「秘密のトラブル」や「緊急の警告」を装い、心理的に追い込むことで“周囲に相談するという選択肢”を奪うよう仕向けてきます。

また、平成世代に対しては「自分が騙されるはずがない」というプライドや、解決にかかる手間を考慮させることで、「相談するよりも、自分で対処するか諦めるほうが合理的だ」と思わせるような心理的バイアスが働いている可能性も考えられます。

ネット詐欺には周囲への相談を遮断しようとする心理的アプローチが含まれていることもあるため、冷静に対応することが重要です。