TOPIC(5):ネット詐欺の情報源は世代で二極化

ネット詐欺に関する情報の収集源について、全体では「テレビ・ラジオ番組/CM(38.5%)」が最も高い結果となりました。

注意喚起や情報発信の中心はマスメディアですが、年代別で見ると情報の収集源の「二極化」が進んでいます。

昭和世代(40-50代)が「テレビ・ラジオ(51.5%)」を主な情報源としているのに対し、令和世代(10代)は「TikTok(26.7%)」が全体平均(3.9%)の約7倍にのぼるほか、「YouTube(32.0%)」や「X(27.7%)」などのSNSを重視しています。デジタルネイティブ世代に対しては、従来のマスメディアを通じた注意喚起が届きにくくなっている現状が浮き彫りとなりました。

この情報源の二極化は、同時にネット詐欺との接触場所の違いも示唆しています。テレビや新聞で情報を得る昭和世代は、従来型のSMSやメールによる詐欺を警戒していますが、SNSを主な活動拠点とする10代や20代は、日常的に利用しているSNSの広告や投稿を通じて詐欺情報に接触するリスクが高まっています。

一律の防犯情報が届きにくくなっている今、それぞれの世代が普段利用しているメディアの特性に合わせ、「自分たちが直面している具体的なリスク」について、意識的に情報をアップデートしていくことが求められています。