TOPIC(3):令和世代男性の被害は全体平均の約3倍!
ネット詐欺の被害経験について全体平均を見ると、スミッシング被害は3.1%、フィッシング被害は3.4%といずれも3%程度に留まっています。しかし、属性別で詳しく見ると、令和世代(10代)男性の被害割合が突出して高い実態が明らかになりました。
令和世代男性のスミッシング被害は9.4%、フィッシング被害は8.5%にのぼり、全体平均と比較して約3倍近い高水準となっています。また、被害の入り口となる詐欺行為への「遭遇経験」についても、令和世代男性は「偽サイト」で40.2%と他の層に比べて高く、日常的に詐欺の脅威にさらされていることが分かります。
【図1】Q. それぞれの詐欺に対する概要や特徴に関する以下の説明を読んでお答えください。あなたご自身が、これまでに以下のインターネットを利用した詐欺被害に遭ったことがありますか。(単一回答)うち、被害に遭ったことがある、および詐欺行為に遭遇したことがあると答えた人の割合(スミッシング)
一方で、昭和世代(40-50代)男性の結果からは興味深い対比が見えてきました。昭和世代男性の「フィッシング」への遭遇経験は40.8%と全属性で最も高い数値を示していますが、実際の被害経験は1.0%に留まっています。
これは、昭和世代が詐欺のメッセージや画面に接触(遭遇)する機会が多い中でも、慎重な判断によって実被害を回避している実態を示唆しています。
デジタルネイティブであり、手口の理解度も高いはずの令和世代男性が、遭遇率に見合わない高い割合で実際に被害に遭っているという結果は、知識があることと「騙されないこと」は別問題であることを物語っています。
【図2】Q. それぞれの詐欺に対する概要や特徴に関する以下の説明を読んでお答えください。あなたご自身が、これまでに以下のインターネットを利用した詐欺被害に遭ったことがありますか。(単一回答) うち、被害に遭ったことがある、および詐欺行為に遭遇したことがあると答えた人の割合
SNSやスマートフォンの利用時間が長く、詐欺に遭遇する機会が多い若年層こそ、こうした巧妙な手口に対して、改めて意識的な対策が必要な状況にあると言えそうです。