久しぶりの親戚宅へ

その年のお正月、私たちは久しぶりに本家へ挨拶に行きました。親戚が集まる新年の恒例行事です。

コンビニの仕事を始めてからというもの、こうした集まりに顔を出す余裕もありませんでした。「そろそろ挨拶しなきゃ」そう思って、久しぶりに参加することにしたのです。

新居のお披露目会以来、お正月に本家へ来るのは本当に久しぶりでした。

お年賀に渡したのは、小さなお菓子の箱ひとつ。親戚たちは「これだけ?」と言い、ほかにも何か言いたげな顔をします。

私は後ろ指を指されるようなことは何もしていない。そう思いながらも、その場の空気に耐えきれず、席を外しました。