【うち飲み簡単レシピ】使い勝手のいいトルティーヤで巻き巻き連載：旬のおつまみ小路｜連載

おつまみ風蛋餅（イラスト・野澤幸代）

うち飯でカンパイ！　和洋中・エスニックの料理に精通するフードジャーナリスト・野澤幸代さんが、とっておきのお酒とメニューを提案。今回はおつまみ風蛋餅のレシピです（文・イラスト＝野澤幸代）

使い勝手のいいトルティーヤで巻き巻き

買い置き食材の出番が多い近頃、とても重宝しているのがフラワートルティーヤです。カレーのときはチャパティ代わりに、小腹が空いたらミニサイズのピザに。一番気に入っているのが台湾の蛋餅（ダンピン）風です。蛋餅はねぎ入りの薄焼き卵などを巻いたクレープのような料理で、朝ごはんの定番。トルティーヤとは生地の食感が違いますが、それなりに台湾の朝ごはん気分が楽しめ、なんといってもお手軽です。

サッポロ「ヱビス吟醸」

そんな万能食材のトルティーヤで、今日は２種類のおつまみ風蛋餅を作ります。鎌倉産の釜揚げしらすとうちのベランダ産ハーブ（木の芽とイタリアンパセリ）を卵に混ぜて、たれはやさしい味のポン酢醬油マヨネーズを。話しながらつまめるから、（今はできないけれど）パーティにもおすすめです。合わせるのは、限定という言葉に弱い私が迷わずお取り寄せした、限定醸造、期間限定のサッポロ「ヱビス吟醸」。すっきりしているのにうま味たっぷり。そしてスッと消えるきれいな後味。おつまみのジャンルを問わないおいしさですね。なくなる前にもう１箱買っておこうかな。

一度食べればやみつき！　おつまみレシピ

おつまみ風蛋餅
作り方（2〜3人分）

(1)卵１個をときほぐし、しらす干し大さじ１、刻んだ木の芽と醬油各少々を混ぜる（A）。卵をもう１個ときほぐし、粉チーズ小さじ１、刻んだイタリアンパセリと粗びき黒胡椒各少々を混ぜる。（B）

(2)フラワートルティーヤ１枚をオーブントースターで温める。同時にトルティーヤに近いサイズのフライパンに好みの油小さじ１を熱し、Aを流して円形に焼く。半熟のうちにトルティーヤをのせて軽く押し、裏返してまな板に出し、クルリと巻く。Bも同じように焼いて巻く。

(3)粗熱が取れたら６等分に切って器に盛り、マヨネーズ大さじ１にポン酢醬油大さじ½を混ぜたたれを添え、好みで木の芽とパセリを飾る。