2階をリフォームして居を構えた次男家族とは完全なるセパレート生活で、顔を合わせない日も珍しくありません。
私が恵まれていると思うのは、息子のお嫁さんが適度な距離感を保ってくれること。LINEで「お料理を作ったけれどいかが?」と伝えると、「いただきます」と返事が来て、上から取りに来ることもあります。
月に2度ほど孫たちと一緒に食卓を囲むのも楽しくて。一人の時間と、家族と過ごす時間のバランスが絶妙で、期せずして心地よい暮らしにたどり着いたという心境です。
ふと寂しいなと感じることもありますが、それは誰かを求める寂しさではなく、もっと根源的なもの。そもそも私は孤独な時間って素敵だなと思うのです。孤独だから人と心を通わせたくなるのだし、自分と向き合う時間は大切。
思えば若い頃から一人旅も好きでした。なんといっても自由に時間を使えるのが魅力的。鈍行列車の旅も味わい深い、計画通りにいかなくてもなんとかなる、苦い経験も成長につながる……。一人旅で習得したことは、そっくりそのまま私の人生観に通じています。