離婚…考えてください

玄関のドアが閉まる音が聞こえたあと、食卓には沈黙が残りました。私はひとつ息をつき、ゆっくりと口を開きます。

「もう、無理です。離婚……考えてください」

ずっと言えなかった言葉を、やっと口にすることができました。今、私の心は、とても晴れやかです。しかしそんな私とは対照的に、険しい表情のまま黙っている夫…。私はもう、これまで通りに戻ることが正しいことだとは、到底思えないのです。

 

<第8話へ続く>

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