比叡山焼き討ちシーンについて

このシーンでは、自分が今にも崩れてしまいそうになるのを、必死で支えているような感覚がありました。

信長(小栗旬)に命じられ、女子どもまで斬らなければならない。

でも、本当はこんなことをやりたくないという気持ちだけは、絶対に捨てずに演じようと思っていました。

藤吉郎(池松壮亮)に「こうするしかないのじゃ。こうするしか」と自分の本心をはき出しますが、そうすることでどうにか自分を保っていたのだと思います。

第16回は、本能寺の変につながる一つの大きな山場でした。

ただ、そこまでの道のりはまだ長く、これからもう一つ、二つと山が積み重なっていきます。

そして、本能寺に至る時には、それが富士山よりも大きな山となり、最終的にそれをドンと壊すことになるのだと思います。