歌手、俳優の美輪明宏さんがみなさんの心を照らす、とっておきのメッセージと書をお贈りする『婦人公論』に好評連載中「美輪明宏のごきげんレッスン」。4月号の書は「忘れじょうず」です。
こだわり続けて損するのは自分自身
人が不安になったり、憂鬱な気分になったりするのは、未来の取り越し苦労、怒り、恨み、悲しみ、執着など、必ずなにかにこだわり続けているときです。
対人関係から生じる恨みつらみも、自分が相手からされたことにこだわるから苦しくなる。そのこだわりが不安や憂鬱の種になっているのだとしたら、結局、損するのは自分自身。損しないためには、「忘れじょうず」になることです。
以前からラジオや講演などでそうお話しすると、「頭ではわかっていても、それができないから苦しいんです」という答えがよく返ってきます。そんなとき私は、「さっぱりと忘れ、考えないよう『努力』を繰り返しましょう」とアドバイスしてきました。

