夜の生活を断ることが増え…
10歳という年齢差もあり、私はリョウとの結婚やリョウとの子どもを持つことをなかば諦めていました。それでも、リョウのまっすぐな想いに背中を押され、私たちは結婚することに。
40代でようやく手にした幸せに、私は人生そのものを肯定されたような気持ちになりました。だからこそ、どれだけ仕事が忙しくても、私はリョウを優先して尽くしていました。ただ、忙しさに加えて年齢的な体力の衰えもあり、少しずつ疲れが抜けにくくなっていったのです。
結婚2年目になると、夜遅くまでゲームをしていたリョウが寝室へ来るころには、私が疲れ果てて先に眠ってしまっていることも増えていました。そのせいか、夜の生活を断ることも少しずつ増えていったのです。けれど当時の私は気づいていませんでした。少しずつ、家の空気が変わり始めていたことに——。
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