しばらくして…
それからしばらくして、私は仕事が忙しくなり、帰りが遅い日が増えていきました。ミヤザワさんと顔を合わせる機会も、いつしかほとんどなくなっていったのです。
猫のフン騒動から始まった、ミヤザワさんとのトラブル。玄関先に白髪を落とす嫌がらせも、最後に投げかけられた人を見下すような言葉も、私には到底理解できませんでした。
あのときの怒りや恐怖は、今も完全に消えたわけではありません。それでも、空き家となった向かいの家を見つめながら、私は思ったのです。
どれほど孤独を抱えていても、人を傷つけることで、その寂しさが埋まることはないのだと。
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