松山ケンイチの演技に泣けた『テミスの不確かな法廷』

<『テミスの不確かな法廷』の主人公は、任官7年目の裁判官・安堂清春(松山ケンイチ)。幼い頃、衝動性や落ち着きのなさからASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)と診断される。安堂は自らの特性を隠し、自分の考える“普通”を装って生きてきた。前橋地裁第一支部で働く安堂はさまざまな難事件に向き合い、人間を理解しようとする>

川口:NHK総合のドラマ10で放送された『テミスの不確かな法廷』もおもしろかったです。

小林:松山ケンイチさんが演じた発達障害の裁判官がグッときましたよね。

イマイズミ:安堂の「わからないことをわかっていないと、わからないことはわかりません」というセリフが印象的でした。最終回を観返したんですが、安堂が思いを述べるシーンだけでも泣けるぐらいです。

川口:法廷ものって、毎回問題が1話完結するところもいいんですけど、最後に通底していたお父さんとの確執もちゃんと回収されたというのがよかったなと思います。

小林:松山ケンイチさん、今年は『テミスの不確かな法廷』から始まり、日曜劇場『リブート』、『時すでにおスシ!?』『Tシャツが乾くまで』(すべてTBS系・2026年)とずっとドラマに出演しています。『あさイチ』にゲスト出演した際に話していましたけど、「厄年だから厄落としのために出る」ということみたいです。

イメージ(写真提供:Photo AC)

川口:安堂を支える裁判所のメンバーは、俳優もよかったですね。

イマイズミ:裁判長役が遠藤憲一さんでした。ベテランから若手までいい俳優が出ていた。演技達者なベテランの中に、ゲスト俳優として山時聡真さんや小林虎之介さん、伊東蒼さんが入って、フレッシュな感じがありました。

小林:虎之介さんは朝ドラ『風、薫る』で、主人公のりん(見上愛)の幼馴染・虎太郎役でますます注目ですよね。