さすが井上由美子脚本『さよならノワール』

<『さよならノワール』は、警視庁西池袋署に設けられた犯罪被害者支援室が舞台。警察官の黒木夏海(小池栄子)と公認心理師の白石絵梨子(北香那)が犯罪被害者や遺族に寄り添うヒューマンドラマ。脚本は井上由美子>

川口:夏ドラマは『さよならノワール』を5選に入れました。主演の小池栄子さんのセリフ回しが好きなんです。前のクールの『ムショラン三ツ星』(NHK)も観てました。

小林:井上由美子さん、さすが木村拓哉さんの魅力を引き出して何作も執筆してきた方ですよね。黒木と白石のバディがだんだん仲良くなっていく感じがすごくいいです。

川口:シスターフッドものなんですけど、周りの刑事たちが喧嘩しながらも助けてくれるんです。

イメージ(写真提供:Photo AC)

イマイズミ:キャストが豪華ですよね。あんまり出演機会はないけれど、すごくいい俳優さんがたくさんいます。暴力団対策係の河口は眞島秀和でしょ。あと強行犯係中谷は味方良介。

川口:眞島さんの部下の大野が濱尾ノリタカですね。

異色の法廷もの『リーガルビート』

<『リーガルビート –逆転の法廷–』の主人公は、吃音がある新人弁護士・泰地空(鈴鹿央士)。言葉が詰まり満足に思いを伝えられないことがある彼の武器はラップ。リズムに乗れば吃音の症状が出ないのだ。偏屈な先輩弁護士・星秀幸(稲垣吾郎)や、事務所所長・雪村明日実(小雪)とともに、依頼人の声を聴き、真実を繙くリーガルドラマ>

川口:『リーガルビート –逆転の法廷–』も5選に入れました。主演の鈴鹿央士君が好きだから観ています。私は基本、俳優さんで観るドラマを決めちゃうんで。

小林:鈴鹿君は、吃音の演技もうまいし、ラップもだんだん上達していますよね。

イマイズミ:ラップはアクセントになるけれど、仮にラップがなくてもいいドラマですよ。吃音と対比させたいのでラップを入れたのかもしれないけれど。

小林:ひと昔前までリーガルものは、どちらかの主張や訴えを利用してカウンターを仕掛けるような感じの作品ばかりでしたね。

イマイズミ:『テミスの不確かな法廷』(2026年冬ドラマ、NHK)もそうでしたけれど、法曹関係者にハンディキャップを持たすことでドラマが生まれるんですかね。