子どもの手の大きさに合わせた工夫を
まず、大人用の鉛筆やお箸では大きくて子どもには不適なので、子ども用の鉛筆とお箸を用意しましょう。子どもの手は小さく、指も短く関節がまだ固まっていませんので、それに合うものを用意し、年齢が上がるに連れて買い替えなければなりません。面倒かもしれませんが、身につけた作法は一生ものですから、気合を入れて頑張ってほしいです。これは親にしかできないことですから。
わが家では、4人とも1歳頃から公文式の教室に通っていました。公文で販売している6Bの柔らかい太めの幼児用の鉛筆を使っていましたが、1歳児にはちょっと長いため、のこぎりで半分の長さに切りました。道具は、体の大きさに合わせて使いやすくしなければ効果は期待できません。
正しい鉛筆の持ち方を身につけさせたくて、普通の鉛筆を持てるようになったとき、矯正器具をつけました。ひとつの矯正器具をいちいちつけかえるのは面倒なので、たくさん買って、すべての鉛筆にセットしました。矯正器具をつけると意外と持ちにくく長い期間は使いませんでしたが、鉛筆の正しい持ち方は身につきました。
鉛筆の持ち方の基本は、人差し指と親指ではさみ中指に寝かせるという体勢で鉛筆を動かしますが、そのとき、人差し指と親指の関節の動きがポイントになりますからトレーニングが必要です。