間違った持ち方は疲れにもつながる
ここで気をつけなければならないのは、人差し指と親指で鉛筆をしっかり持ったまま、字を書くのに手首を動かして書いてしまうことです。そのような書き方をしている子どもの手を見ると、手首を忙しく動かすので利き手が暴れているように見えますから、すぐにわかります。ぜひ、子どもの手元をじっくり観察してください。
間違った持ち方をしていると、書くのが遅くミスが多いだけではなく、手首が動いて疲れてしまいます。小学校高学年になってから慌てて正しい持ち方にしようと思っても、矯正するのには時間がかかります。ですから、遅くとも小学校の低学年までには正しい持ち方を身につけさせましょう。
お箸の持ち方も、子どもたちが幼い頃に徹底して教えました。お箸の正しい持ち方を指導しているNPO法人国際箸文化協会のパンフレットを取り寄せて、私自身の正しい持ち方を確認したうえで、それぞれの子どもの手に合ったお箸を購入しました。
お箸の持ち方だけではなく、食事をするときの姿勢や食べ方などのテーブルマナーについても、子どもたちが幼い頃からかなり注意しました。いずれ子どもたちが生まれた家を出ていくときに恥ずかしくないよう、教えこむということです。