2021年3月23日号
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[特集]
親子の距離は「ほどほど」がいい


●注目記事●

〈家族でも、癒やせないことがある〉
父を悼む母・栗原はるみに
いまなにをしてあげられる?

栗原友

築地で鮮魚店を営みながら、魚を使ったレシピの開発、飲食店の経営など精力的に活動する栗原友さん。「食」とは異なる世界で働いていた栗原さんが、まさに水を得た魚のようにいまの仕事を楽しんでいるのは、食通で知られた父の故・栗原玲児さんと料理家である母・栗原はるみさんの影響が多分にあるようです

父は2019年8月、半年間の闘病の末に肺がんで亡くなりました。46年連れ添った母は傷心のあまり眠れず、食事もとらずに泣いてばかりいました。あれほど誰かのために悲しめるってすごい。夫婦ってなんだろうと考えてしまいました。いまの私は、夫のためにあそこまで悲しめない気がする(笑)。父と母の結びつきは、それだけ強いものだったんだと思います。

悲しみに暮れても、母は仕事を休みませんでした。そこが母のすごさであり、一方であの忙しさで悲しみを紛らせているところもあるのでしょう。仕事があってよかった。そういう意味でも、父が母に仕事をするよう勧めたのは、大正解だったんじゃないでしょうか。

私が幼かった頃の父はテレビ番組のキャスターをしていて、母は専業主婦でした。それが父に「僕の帰りを待つだけの女性にならないでほしい」と言われたとかで、料理番組の裏方の仕事を始め、あっという間に人気料理家として活躍するようになりました。
(一部抜粋)

他にも、森山良子​さんのインタビュー「慣れない料理を作り、小木一家と食卓を囲む毎日です植本一子さん、信田さよ子さんの対談「苦しみの果てにたどり着いた 年に一度のLINE」、海老名香葉子さんのインタビュー「〈遠くの娘より、近くの嫁〉 頼れる相手は 血縁だけじゃない」、専門家によるノウハウ「わがまま、頑固、家事が雑…… 親の変化に戸惑ったら」などが掲載されています。
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[第二特集]
〈意外に身近なことなんです〉
暮らしのなかのSDGs


●注目記事●

〈頑張ることより、続けるほうを〉
「未来よし!」は優しい気持ちから
蟹江憲史×本上まなみ

地球規模の大きな目標を、私たちは日常生活のなかでどのように気をつければいいのでしょうか。第二子出産を機に自然豊かな場所に移住して子育てをしている本上まなみさんと、第一線の研究者である蟹江憲史さんが語り合いました

本上 先日、娘が通う中学校の図書室に行ったら、一番目立つ場所にSDGsのコーナーがあったんです。関連本が並んでいて、その中には蟹江先生のご著書も。何冊か借りて読みました。

蟹江 それはうれしい。小中学校などの教育現場では、すでにSDGsが浸透していますね。大人世代のほうが遅れているかもしれない。SDGsやサステナブルという言葉は耳にするけど、それが何なのかよく知らないという人がまだ少なくないようです。本上さんはもともと環境問題に関心が高いと聞きました。東京から京都に移住されたとか?

本上 8年前、息子が生まれたタイミングで京都に引っ越しました。私自身、子どもの頃は野山を駆けまわり、虫をつかまえ、自然のなかで育ってきたので、同じような環境で子どもを育てたいと思ったのが移住の理由の一つです。

蟹江 コロナ禍でテレワークが普及し、最近は都心から郊外への移住という動きが増えています。その先駆けですね。

本上 自然に親しむ生活をしているとおのずと環境問題が気になりますし、子どもを生んだことで貧困問題にも関心を持つようになりました。SDGsの17の目標って、暮らしと繫がっているものばかり。普段の生活で実践していることが多いような気がします。(一部抜粋)

他にも、「SDGsはやわかり」、読者アンケート「すでにはじめている 「小さな一歩」」が掲載されています。
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[読みもの]

〈三男三女の父が"朝の顔"に〉
谷原章介
家ではジャイアン。 実は甘いパパかも!?

3月29日から始まる朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)の司会を務める谷原章介さん。ドラマや舞台、CMに司会業と、マルチに活躍中だ。一方で、高校生から幼稚園児まで三男三女の父として、料理や裁縫をこなす家庭人の顔も持っている

MC(司会)を務めることになった番組は、朝8時から9時50分の生放送。月曜から金曜日まで朝は4時起き、5時には局に入るというスケジュールに、戸惑いがなかったと言えば噓になります。オファーをいただいた際は、妻にも相談しましたが、反対はありませんでした。長い旅行には行けなくなる、子どもと過ごす時間は少なくなるかもしれない、と言われたくらい。お昼過ぎに終わるなら幼稚園のお迎えには間に合う、土日も休みだから運動会は行けるなど、2人でそんな話をしました。

朝の帯番組という性質上、「朝からこの顔はイヤだなぁ」と思われたら選ばれなかったと思うし、いろいろなふるいにかけられた末、選んでいただいたのかなと思うと本当に嬉しいです。その一方でプレッシャーも感じますね。

妻には「本当に外面がいいんだから!」って言われてます。なんせ家では、ジャイアンですから、僕は。時に白いものも黒と言って、曲げなかったりする。公の場所じゃできないので、せめて家では(笑)。最近は子どものほうが僕のことをお見通しだったりして「ああ、お父さん、引くに引けなくなってるな」と察して、「ハイハイ」って流してくれたり。(一部抜粋)

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[グラビア]

〈カラーグラビア&インタビュー〉
純烈
いまこそ新たな挑戦を

スーパー銭湯で繰り広げられる、ファンとの濃密な掛け合いが魅力の純烈のライブ。しかし2020年は、新型コロナウィルスの影響で軒並み中止に追い込まれました。これまでもさまざまな荒波を乗り越えてきた彼らは、この状況下だからこそ、21年は攻めの姿勢を崩さないと語ります

他にも、

〈新連載〉
ブレイディみかこ
転がる珠玉のように

〈自分のしたいようにすればいい〉
麻実れい
70代だからこそ、 冒険ができたら

〈追悼 宝塚音楽学校の同期が語る〉
峰さを理さん、
もう一度、一緒に
舞台に立ちたかった

寿ひずる

〈単純で不可欠な臓器・心臓と向き合って〉
上皇陛下の執刀医が語る
人生100年時代の生き方

天野篤

〈緊急読者アンケート〉
森喜朗さんの発言、 私たちはこう受け止めた

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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