「妻の実家のある都内に暮らすことに決めました。そのほうが、妻が楽。妻が楽ということは家族みんなが楽、ということですから」

父との同居を受け入れてくれた妻に感謝

結婚した時、生まれ育った横浜に住みたい気持ちはありましたが、妻の実家のある都内に暮らすことに決めました。そのほうが、妻が楽。妻が楽ということは家族みんなが楽、ということですから。

家事は、買い物、料理、子どもを風呂に入れるなど、できる範囲でしています。出産も代われないし、子どもの心に寄り添う細かいケアも僕にはできない。得意なことを得意なほうがやる、というのが僕ら夫婦の役割分担ですね。

家を建てるとなった時、一人暮らしだった父を呼び寄せたいと思い、妻に相談したら、快諾してくれました。妻が受け入れてくれたことを、今でも感謝していますね。やっぱり相手の親との同居は簡単なことじゃないと思いますから。

父は柔和な人で、あまり叱られた記憶がない。それでも僕は父に「大丈夫?」なんて優しく声をかけられなかったり、なかなか素直になれない。家族って、一筋縄ではいかないですよね。

妻のお義母さんは、子どもたちを送り出すために、近所の自宅から毎朝うちに来てくれます。おかげで僕は朝ゆっくり寝かせてもらって、助かっています。夜も一緒に食事をとるので子ども6人大人4人ですごく賑やか。とはいえたまには気になることもあったり。

ちょっとだけになっている食材のあまりや残り物とかがいっぱいあって、「お義母さん、これぐらいの量、残して冷蔵庫にしまうくらいなら、使っちゃいません?」とか。遠慮して言えずにいると、溜まって爆発したら嫌なんで、思ったことは言うようにしています。